はじめに
はじめて、さあ、本を読もうと思った時に
そもそもどんなジャンルがあるのだろうか、と
ふと思うときもありますよね。
今日はそんな方に向けて
各本の大まかなジャンルを5つに分けて
そのサブジャンルまで記載しました!
1.小説
著者が創作した「物語」を通して
他人の人生や考え方を疑似体験できる読み物です。
大まかに現代では以下に分かれます。
①純文学 ②大衆文学 ③ライトノベル
それぞれ、見ていきましょう。
純文学(じゅんぶんがく)
小説といえば、で真っ先に思い浮かぶのは
このジャンルじゃないでしょうか。
「文体・構成・言葉の響き」といった
物書きの技術・芸術を前提に、
人生とは。人間とは。愛とは。苦悩とは。
そういった哲学や著者の思想を小説として
形作ったものがこの純文学というジャンルです。
夏目漱石や太宰治
芥川龍之介、川端康成、三島由紀夫といった
いわゆる教科書で見た偉人たちを始めとして、
現代でいうと、
村上春樹:『ノルウェイの森』『海辺のカフカ』
小川洋子:『博士の愛した数式』『密やかな結晶』
多和田葉子:『献灯使』『地球にちりばめられて』
といった方々がこのジャンルを執筆しています。
人生とは。人間とは。愛とは、苦しみとは。
美しい文体で綴られた言葉と共に
心に問いかけてくる作品が多い印象です。
大衆文学
純文学や、純粋な文学。を追求している。
つまり文学者や文豪向けなのに対して、
大衆に喜んでもらおう。楽しんでもらおう。
と執筆されているのが、こちらのジャンルです。
大衆向けということでサブジャンルも多彩で、
推理
いわゆる探偵ものがこちらに該当します。
とある事件や事故の謎を題材に、
なぜ、それが起きたのか。
どういったトリックや謎だったのか。
をさまざまなヒントを元に
主人公の探偵や刑事たちとともに
読み進めながら謎を少しずつ解明していく。
まるで、自分も現場の一員として参加している
かのように読み進めていき、
最後に、なるほど。そういうことだったのか。
というカタルシスに浸れるのが
このジャンルの面白味となります。
ミステリー
推理と似たジャンルにミステリーというのも
あります。ほぼ同義でもあるのですが、
イメージとしての違いは、
推理ものが事件や事故を解明していく
主人公側のプロセスを重視しているのに対して、
ミステリーは謎や伏線を大事にしており、
謎を解明していくプロセスよりかは、
謎の理由、つまり謎そのものの設定に対して
重きを持っているイメージになります。
そのため、物語の伏線としての側面を持ちながら
ファンタジーやホラーなど別ジャンルと
組み合わせられることも多いです。
サスペンス
もう一つ、推理やミステリーと
組み合わせられがちなのがこのジャンルです。
Supenseというのは、
「宙ぶらりんの状態、不安定、持続的緊張感」
といった意味の英単語です。
つまり、このジャンルというのは
常に次の展開はどうなるのだろう!?
という期待感をいかに持続させるか!
ということに焦点を当てたジャンルとなります。
物語の展開が重要になってきますね。
SF(サイエンス・フィクション)
SF(サイエンス・フィクション):
科学的な仮説や未来のテクノロジー、
宇宙などを舞台にしたスケールのジャンル。
実際にはある、あるいはあるかもしれない
仮説や未来の可能性が当然となった空想の世界で起こる超科学的な話。
あるいは技術が発達しすぎた故に起こる問題などを
論点に物語が進んでいきます。
歴史・時代
実際に起こった史実を舞台に、
作者による時代考証やフィクションを加えて
物語として展開していくジャンルです。
当時の歴史の裏側では実はこういったことが
起きていたんじゃないか。
当時の人物はこんな感じの人物で
こういうことを考えていたんじゃないか。
と同じ歴史人物や舞台でも作者の描き方で
全く違うものになる、その違いが
このジャンルの醍醐味でもあります。
ファンタジー
剣や魔法や竜といった中世のヨーロッパ等を
モデルにした世界観を中心に、
架空の世界での想像上の話として展開される
ジャンルです。
現実世界にはまずいないであろう
空想の生き物や、魔法といった存在しない技術が
本当にあったらという前提で話が進みます。
今、われわれがいる世界にない世界での
話なので空想や想像力が非常に刺激されるお話が
多いです。
もちろん、童話のような
ファンタジーかつファンシーなお話も多いですが、
剣と魔法を中心としつつも戦争や軍国での話という風に重厚な話も多いのが特徴です。
ライトノベル(ラノベ)
軽めの小説。ということで形式にとらわれず
好きに好きなもの書こうぜ!というのが
このジャンルだと思います。
いわゆるアニメや漫画が好きなオタク層向けに
アニメや漫画の設定要素を取り入れた
二次創作の同人小説として生まれました。
それから度々、オリジナル作品も
生まれるようになり、
(2026年現)株式会社ヒナプロジェクトさんが
始めた『小説家になろう』というWebサイトで
数々の小説投稿が人気になったのを皮切りに、
今では様々なサブジャンルとして定着&
親しまれるようになりました。
特徴としては、社会的にいじめられてきた存在が
超常的な力、あるいは策略を持って仕返しをする
物語が主流となっている気がします。
わたしもオタクではあるので分かりますが
ブラック企業勤めだったり、あまりモテない
弱い自分の代わりにスカッと解決してくれるさまが
こんな自分でも、もしかしたら!という
勇気をくれたりしますよね(∩´∀`)∩
今となっては死語ですが
いわゆる萌え系の漫画やアニメ風のイラストが
表紙にされること、
そして、長めのタイトル名となることが
特徴となっています。サブジャンルとしては、
異世界転生もの
交通事故や不運な死をきっかけに
西洋風の異世界に記憶を保ったまま転生。
いきなり高ステータスな状態で
西洋風の異世界を美女と共に無双していく
形式が多いです。
ちなみに少しジャンルとしては
右斜め上ですが、代表はコミカルさやキャラ立ちが
素晴らしい↓この本が好きだったりします(笑)
婚約破棄もの
男性ラノベの王道が異世界転生なら
女性ラノベの王道が婚約破棄ものじゃないでしょうか。
男性貴族あるいは王族との婚約を
前提にしていた女性主人公がある日突然、
根拠のない偏見や策略、あるいは婚約者の
身勝手で婚約破棄されます。
しかし、女主人公の持てる知略と戦略、
あるいは人脈を駆使して、華麗に見返し、
復讐や逆転を果たす。という構成になっています。
自分を振った相手よりも優位に立つ。
までのプロセスや主人公の魅力、そして、
憎く描かれる敵側とのサスペンスドラマが
見どころとなってくるジャンルです。
個人的には、主人公も女性が描く理想の女性が
多いので、男性が読んでも惚れこんでしまうところはあるのではないでしょうか( *´艸`)
ざまあ系
すごいジャンル名ですよね(笑)
オタク界隈では、ざまあwwwwwという
文字をよく見ますが、それを体現するジャンルです。
自分に対して、辛辣な仕打ちをしてきた
かつての仲間や上司、あるいは敵に対して
主人公が圧倒的成長やスキルを武器に
復讐を遂げていく物語後世のジャンルです。
ブラック企業という言葉が台頭してきた当時に
流行ったジャンルの一つで、
理不尽に社員を扱う上司や会社に対する
恨みつらみの感情がこのジャンルへの共感となり
一躍人気となりました。
復讐パートを読むまでのフラストレーションは
すごいですが、復讐してるシーンを見ていると
スカッとする描き方が多いと思います。
追放スローライフ系
こちらもざまあ系と似た部分はありますが、
追放されたことによって遥かに良い環境になって
追放した側が惨めな思いをするという描き方となるジャンルです。
こちらもざまあ系と一緒のタイミングで
台頭してきた印象です。
転職ブームもあった時代に、
ブラック企業だった会社からホワイト企業へ
転職して晴れやかに生きるぞ。
という希望や願望の象徴になっている気がします。
実際に、彼らのような悠々自適を
送ってみたいものです(∩´∀`)∩
小説の良書選びのコツ
小説初心者の場合は、
まずはページ数少なめのものから
読むといいです。
小説といっても膨大な数がありますし、
書き方やジャンルの合う合わないもあります。
まずは小さめの本を一冊読み終えるのを
目標として見るのがいいでしょう。
そして、慣れたら、今度は同じページ数
くらいの全く違う作者とジャンルの本を
選ぶのをおすすめします。
今度はこんなテイストがあるんだ!
と次々いろんな本と出合いたくなってくる
きっかけになると思いますよ(*^^)v
2. ビジネス・自己啓発
と、ライトノベルが社会と闘うときの
心の勇気や回復薬となる反面、
実務で社会人として闘うとなると、
実務スキルが必要になります。
それらの技術をどこから学ぶかというと
今でも本は主流の一つなのではないでしょうか。
ただ、ビジネス書もただやみくもに読めばいい。
というわけではなく、「今、必要な知識であるか」
をポイントにして探していくのが大事となります。
主なジャンルとしては、
実用書、資格取得本
今日明日の仕事に必要な課題解決方法を
身に着けたいのであれば、
その課題を解決できるようなスキルに関して
解説している実用書を探したほうがいいでしょう。
例えば、
- プレゼンテーションのための資料作りが必要。
- 明日初めて会う取引先と仲良くなりたい。
- プロジェクトマネージャーに抜擢された。
などであれば、
資料を1日でクオリティ高く完成させるノウハウ
を知れる本だったり、
雑談や話し方に関する本や、取引先が興味がある
趣味の本などを読んでみたり、
プロジェクトマネージャーとして
プロジェクトマネジメントのコツや
部下がやる気を出す方法などが書かれている本を
探したりすればいいでしょう。
反対に特に目前の目標などはなく、
それよりも何年後にこういった自分になりたい。
といった長期的な成長戦略があるなら
資格取得を狙うために、資格取得を応援する本を
買ってみてもいいかもしれません。
資格取得は明日や明後日の課題をすぐに
解決してくれるものではありませんが
体系的にその分野に関する知識を教えてくれます。
その道の第一人者と呼ばれるようになりたいなら
資格取得本を買ってみてもいいかもしれませんね。
自己啓発
ビジネス書が「スキルを鍛える」なら、
自己啓発は「マインドを鍛える」ものになります。
社会的に成功する人と失敗する人の違いは何か。
それは、
人生に対する自分なりの
明確な答えを持っているかどうか、
そして、それが正しいかどうかです。
しかし、人生の答えは
学校の授業では教えてくれません。
しかし、そういったヒントは
先人たちがすでに模索して心得ているはずです。
そういったヒントを先人から学ぼうというのが
この自己啓発本の本質だとわたしは思っています。
人間関係の対処の仕方や人生に対する考え方。
リベラルアーツ、つまり、社会の仕組みの解説から
先人の偉人のマインドセットなど。
自己啓発と一括りにすれど、
学ぶ書籍はさまざまなものから
学ぶことになります。
自分とは違う考え方を学べる。
個人的には好きなジャンルではありますが、
故に、正しい考え方ではないものも
成功者と偽って、収益や広告を前提に
書いているものも多々あります。
肩書や有名無名かレビューの良し悪しに
こだわらず、本の内容が自分に合うものを
探し出すようにしましょう。
金融・資産形成
仕事や生き方に自身がついてきたなら
次はその仕事で稼いできたお金の貯金方法も
気になることだろうと思います。
そういった方に向けて世の中には
金融知識や資産形成の方法を書いた本が
数多くでています。
もちろん、良書もたくさんありますが、
お金に直接かかわるこのジャンルは当たり外れと
言いますか、
ちゃんとしたものと
ポジショントークの間違った知識のものとの
格差がすごいです。
お金を増やしてお金持ちになりたい!
というのは誰しもが思うものですが、
結論、楽して稼げる方法は世に一つもないので
きちんと基礎から正しく書かれているものを
選ぶことが成功と失敗の成否を分けます。
教養・マナー
社会人として必要最低限となる
教養やマナーを教えてくれる書籍のことです。
名刺の渡し方やメールの書き方、食事のマナーに
上司や目上に対する心や言葉遣いなどを学ぶことで
日本の社会人としての品格を上げて、
交渉相手や取引相手に認められること、
あるいは自信につなげることに役立ちます。資格取得
「目次」を読み、各章の見出しが
「今の自分が悩んでいること」への答えになっているか確認しましょう。
自己啓発の場合、著者の経歴が大事です。
特に一時期でもマルチビジネスや
怪しいコミュニュティに属していないか
確認しましょう。
「はじめに」と「おわりに」を読み、
著者が読者に寄り添う姿勢を持っているか、行動するための具体的なステップが
提案されているかを見極めましょう。
広告やPRに偏っている場合も
金儲け重視なので外してよいでしょう。
3. 趣味・教育
もちろん、本は仕事や読み物のためだけではありません。趣味や教育にも役立ちます。
- 料理・グルメ:レシピ本、お酒、スイーツ
- 旅行・ガイド:国内・海外旅行、地図、鉄道
- 健康・美容:フィットネス、医学、ダイエット
- 趣味・アート:手芸、ガーデニング、ペット、写真集
- 受験・語学:試験対策、辞書、参考書
こういった各それぞれの趣味に対する
本もいろいろと出版されてるので
自身の好きな趣味に関するマガジンなども
読んでみると、同じ趣味の著名人が書いてたりして
同じ趣味を共に楽しんでいる感覚になり
楽しかったりします(笑)
趣味の本の場合は、
特にコツなどありませんが
自身がされている趣味の程度に
あったものを選ぶとよいでしょう。
商品紹介ばかりの本や、
過度な煽りのものは避けるのが
良いと思います。
4. 児童書・漫画コミック
いよいよ、最後のジャンルとなりました。
みんな一度は読んだはずの
児童書や漫画コミックです。
これらは少し前なら

漫画ばかり読んでては
頭悪くなるわよ。
と怒られていたものですが、
今となっては日本を代表する心のバイブルと
なっているものも多いでしょう。
文字だけでなく、絵でも各エピソードや教訓を
覚えられるのでわたしは優れた書籍媒体の
一つだとも思っています。
漫画
言わずと知れた日本を
代表する文化となった漫画です。
コマ割りと呼ばれる四角いコマに書かれた絵と
キャラが発する吹き出しをもとに
さまざまな物語が展開していきます。
さしずめ、漫画は絵で読める小説でしょうか。
絵を描くゆえに文字量は小説よりも少なくなりますが、
小説では表現できない背景や表情、そして
各空気観やキャラクターの見た目が
視覚的に伝わり、脳も記憶として
覚えやすいのが特徴となります。
少年・少女漫画、青年漫画、アメコミに、BL、TL、教養漫画にビジネス漫画。
さまざまなサブジャンルがあります。
大冒険の海に出かけたり、
天下最強を目指したり、
はたまた好きな人とのジレンマに苦しんだり、
色んな物語の展開を躍動感ある絵と共に
楽しめるのがこのジャンルです。
また、難しい専門書や名著の内容が、
ストーリー仕立ての漫画で分かりやすく
解説されている本も出ています。
最先端のトレンドを掴む
今や漫画はただの娯楽ではなく、
大人の重要なインプット媒体にもなっているわけです。
コミックエッセイ
著者のリアルな日常、闘病、転職、海外生活などのドキュメンタリーを、親しみやすい絵で読めるジャンルです。
昔は出版社が絵の質や内容を判断して
出版するか否かを決めていたため、
プロの画力がないとなかなか世に出回ることは
ありませんでしたが、
最近はSNSやAIの普及もあり、
美しさや精細さ以外の方向でも
絵心や親しみのあるイラストなら
読者の心をつかむことができる。
と再認識されたこともあり
個人製作者からも人気となっているジャンルです。
人生いろいろと言いますが、
自身とは全く違う壮絶、あるいは数奇な人生を
歩んでいる方の人生談を聞いてるような感覚になれます。
児童書
いわゆる絵本などがこちらに該当します。
絵本や子供に読み聞かせる本といったイメージで
子供向けのイメージでしたが、
飛び出す絵本や、おもちゃと一緒に読み進める絵本
などさまざまな進化を遂げています。
また、その可愛らしいデザインから
逆に大人のインテリアとしての需要も出てきており
子どもだけにとらわれない人気も博しています。
児童書、漫画の良書の選び方
これは、各々好きなものを
選んでください!というところですが(笑)
強いて言えば、
最近は漫画の第一話がWeb等でも
試し読みできるようになっています。
それを読んでみて合うか合わないかを
見てみましょう。
そして、全体の話数も見てみましょう。
そこで、話数が少なく完結しているものは
打ち切りになった可能性が高いです。
好きな作品が途中で打ち切りになったと
ショックを受ける前にそこだけ調べてくといいかもしれません(笑)
おわりに
さて、いかがだったでしょうか。
書籍も色んなジャンルに分かれており、
さらに各々好きな著者や作風も
あるのではないでしょうか?
故に、
「う~ん!何がおすすめかわからないよ~!」
と悩むのもすごく分かります(笑)
そんなときは、ぜひ一度わたしたちの読書会に
足を運ばれてみてください。
読書通の方が、長年読まれてきておすすめの本を
もしかしたらあなたに合わして
教えてくれるかも、ですよ(*^^)v


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